足のアーチは補正?育成?インソールは、どう選ぶ?


現在のインソールの考え方は医療用の考え方がベースです。だいたいの履物が靴の内側に盛り上がりがあるものです。高いインソールだと数万円もします。実際の医療現場では足のアーチ形状が破たんしている場合にこのようなインソールが処方され、バランスが改善し歩行に良い影響を与えるものがあります。

しかし、日常生活を送る上ではこの医療用のような形状のインソールを履いていると、本来のアーチ運動が制限されてしまい、足裏のバランス保持能力が衰えてしまいます。足裏の形状に合わせたインソールはフィット感が良く足裏の接地感覚が強くなり気持ちが良いのですが、結果べた足となり、バランスを支える支点が無く多方向へ移動が出てしまい、バランスを取るのに見えない力が必要となります。

当院では上記の様なアーチを支えるインソールと、三点バランスと呼ばれる三点だけで支持しアーチの上下運動とバランス保持能力に長けたインソールの二種類取り扱っています。前者は外反母趾やシンスプリントなど既に痛みの出てしまっている方向けと、後者は膝の痛みでお困りのご年配の方、姿勢の悪い方などにオススメして使い分けをしています。

出来るならばアーチは本来あるものですから『育成』するべきで、アーチは矯正するものではありません。

考え方としてはシンプルに、アーチが正常に機能せず痛みや症状が出ているならアーチをサポートする。

症状がなければ、または弱いのであればアーチがしっかり機能しバランス能力もあがるインソールをしようする。というようなスタンスで捉えてもらえればと思います。このようなインソールを使用する事で、運動効率の向上や衝撃吸収力の向上、循環が活性化することによりむくみや冷え性の症状が緩和されます。

当院では患者さんの症状に合ったものを、納得して頂いて同意をして頂ければお出ししています。バランステストで体感してみてください。

 

船橋三咲 整体 A-style